文学部生の読書日記

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八号

Author:八号
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煉獄姫

藤原祐氏のライトノベル新シリーズ『煉獄姫』を読みました。
現在Amazonでは品切れになってますね。
書店には普通に並んでましたけど。
イラストはkaya8氏。

表紙のイラストがこの本の中で一番可愛いと思います。
後ろから見た衣装のデザインが好きです。

ストーリーは分かりやすいファンタジーものでした。
舞台設定的には19世紀ごろのイギリスな感じかな、まぁイメージですけど。
異世界【煉獄】の有害な大気に干渉して魔法的なものを使う人たちのお話です。
説明は難しいというか面倒なので、今回は単純に感想だけ。

珍しく強大な能力を持った女の子とその従者の青年が主人公なのですが、こういう構図は割とありがちですね。
好きですけど。
その特殊な能力を持つ女の子・アルトが、とにかく可愛かったです。
見た目も言動も幼いわがままお姫様な感じでした。
表紙のアルトがもうかわいくてかわいくて。
そして、本作のメイド・イオ。
なんでか最近2次元のメイドさんが好きで好きで仕方ないんですよね。
本作に登場するイオさんも明るいお姉さんキャラでとてもいいです。
アルトと姉妹みたいに見えるんですよね。
そしてひそかにスタイルもいい。
最高のメイドさんです。
もっと沢山出番さえあれば言うこと無しなんですけどね。
まぁイオには目立つ所にいられない理由がありましたので、仕方ないですかね。

ストーリーもよかったと思います。
結末はちょっと予期していなかったところに行っちゃいましたが、次回以降が楽しみになりました。
さっそく重版もかかってるらしいので、人気があるのは確かなんでしょう。
著者の藤原祐氏は結構な作家歴がある方みたいなので、次巻以降もきっといいペースで出してくれることでしょう。
次からも表紙はずっとアルトになりそうな気がしますが、その表紙にも期待。
枠があると格好良くなりますね。
またアルトのきれいな背中が見たいです。

煉獄姫 (電撃文庫)煉獄姫 (電撃文庫)
(2010/08/10)
藤原 祐

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comments(0)|trackback(0)|小説・ライトノベル【ら行】|2010-08-30_04:33|page top

六百六十円の事情

『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の著者、入間人間のメディアワークス文庫三作目・『六百六十円の事情』の感想です。
三作目は花咲太郎シリーズではありませんでしたね。
表紙からも分かる通り、青春群像劇でした。
オビの「カツ丼六百六十円。」の大きな文字が目を引きます。

とある小さなコミュニティの掲示板に「カツ丼作れますか?」というトピックが書き込まれたところから物語は始まります。
その書き込みに反応した4人の男女。
年齢も境遇も違う4人にはそれぞれの“事情”があり、それぞれの日常を送っている。
そんな彼らが、ひとつの書き込みから、ひとつの“糸”で結ばれていく…。
という感じのストーリーです。
オビに書かれている「日常系青春群像物語」という言葉がしっくりはまるお話でした。

日常系ってところが、「みーまー」や「花咲太郎シリーズ」とは一線を画すところですかね。
私は入間人間作品をそれらしか読んでいないので、なんだか不思議な感じがします。
こういうなんでもないような、あったかいような小説っていいですよね。
個人的にはこういうの大好きです。
人がいっぱい死ぬようなのも好きですけど。

こうやって創作物の中で中高生を見ると無性に羨ましくなりますよね。
戻りたい、とまでは思いませんけど。
戻れたとしても今と同じ道を歩みそうな気がしますし。
昔は毎日何を考えて生きていたんでしょうか。
一生懸命だったような記憶はあるんですが、一体何に対して頑張っていたのか思い出せないです。
5年、10年後には今の自分もあやふやになっているんでしょうか。
今を生きる、ってそういうことですか。

この本を読んで一番印象的だったのは、小学生の女の子の頭の回転の速さでしょうか。
こんな子供がたくさんいたら、大人なんていらないんじゃないかと思いましたね。
賢い子供は好きです。
バカな子供は嫌いです、うるさいから。

次はまた「花咲太郎」になるんでしょうかね。
電撃文庫でも書きながらって大変そうですね。
どんどん出してくれるのは読者としては嬉しい限りですけど。


探偵・花咲太郎は閃かない
探偵・花咲太郎は覆さない

六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)六百六十円の事情 (メディアワークス文庫)
(2010/05/25)
入間 人間

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comments(0)|trackback(0)|小説・ライトノベル【ら行】|2010-06-25_02:11|page top

リピート

「いったん事が変化し出したら、あとはもうその変化が飛躍的に増加するばかりで、予想が立てられなくなる――というのを、数学ではカオスと言うらしいですね」



『イニシエーション・ラブ』の著者乾くるみの作品です。

本の帯や裏表紙に、
『そして誰もいなくなった』に挑んだって書いてあったので、
結末はなんとなく読めてました。

しかし、後半の展開にはどきどきさせられっぱなしで、
休憩をはさむことなく読み切ってしまいました。

『そして誰もいなくなった』を読んだ時も、
恐らくそうだったと思いますが、
この手の結末の小説は、
読了後に精神的にひどく疲れますね。

胸の中の重苦しさに、
しばらく茫然としてました。

それでも、面白いのは確かです。
あっという間の500ページでした。

同著者の『Jの神話』もそのうち読んでみようと思います。

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